【エクストリームスピアシステムズ／以下、E.S.S】は、手銛での魚突きにこだわり、極限の世界を徹底的に追求する方向けのプロフェッショナルユースな手銛のセッティングです。

E.S.Sの背景には、当店を支えてくださる全国のエキスパートスピアフィッシャーや先人の叡智が存在します。その道の名人、漁師さん、数多くの手銛愛好家、顧客の生の声に耳を傾け、それらを融合しました。

こちらのページでは、

手銛のフロントセクションとゴムまでをトータルコーディネートした手銛全体のセッティング

についてご提案いたしております。

E.S.Sは、手銛ならではの繊細な射飛びを最大限まで引き出すこと。大型の青物を打ってから引き揚げるまでの一連のプロセスを想定しています。魚突きの一般常識を超えた異次元の世界へ果敢に挑戦するスピアフィッシャーに提案したい、究極のビッグゲームセットです。

エクストリームスピアシステムズは大型青物狙いに照準を絞って設計したビッグゲーム専用のフロントセクションです。

押し棒に使用する両端ねじ切り棒（シャフト）は、64チタン製のため一般的なステンレス鋼材に比べおよそ四割程度軽量です。E.S.Sは、遠打ちの獲物に対して大変有効です。軽量なフロントセクションは放銛から最大射程距離まで少ないエネルギーで推力を失うことなく到達します。先端に重量を持たせたフロントセクションは威力があり貫通性には優れますが反面では射飛びを減速させるひとつの要因になります。特に遠打ちの場合は、先端が重いと終盤の失速＝下降軌道（おじぎ）につながることがあります。E.S.Sではシャフトに軽量な64チタンを採用することで手銛の先端重量を軽減し、手銛全体のバランスを整え、シャープな飛びをご提案いたします。またφ6mmの64チタンシャフトは、万が一魚に曲げられた場合にも水中で曲げ戻して直ぐにリスタートできるという利点があります。

当製品／スリップティップは、超大型青物を想定したサイズ、フォルム、構造となっています。手銛はスピアガンと比べると圧倒的に動力（ゴムの力）が小さいという特徴があります。この点を加味し、魚体貫通時の妨げになるライン抵抗を極限まで低減する細工にこだわりました。

シャフトに銛先をセッティングした状態はまるで一本の棒。

無駄な抵抗が少ないということは、貫通性能に優れることはもちろん、射飛びの面でも少なからずアドバンテージを持つことができます。

銛先とシャフト先端部の抜け具合にこだわりました。

獲物を確実に打ち抜いたはずなのに魚体貫通後に銛先がうまく外れずにすっぽ抜け...結果的にせっかくの獲物をバラしてしまった。。。誰もが一度はこんな経験をしていると思います。E.S.Sでは、こんな事例はまず起こりません。貫通後は確実に離銛する最高の抜け感をお約束します。

超大型回遊魚を刺した後も身切れの心配はいりません。

銛先は身や皮が柔らかく身切れが起こりやすい青物とも安心して引っ張り合いができる快適基準寸法です。

先端にかけてのベースシェイプは、身切れを誘発しない必要最低限のカットを採用しています。また銛先と魚体との接触面積を広くとることで銛先貫通後のやりとりも余裕をもって行うことが出来ます。魚体をかんぬき状態で捕らえたあとに魚が暴れて徐々に傷口が広がり、そこから銛先が外れバラしてしまった...ということは良くある話ですが、当製品は超大型青物とのファイトを前提に設計していますのでそのような心配は必要ありません。

K氏のインプレッション

先日は手銛の仕掛け、e.s.sのセッティングに関してのご相談に乗っていただき、ありがとうございました！先日、友人Mと2人で怪物、あげました。

エクストリームラバー 16mm一本引き

e.s.s、平型ソフトダイ二ーマライン、ネックレスシステムにて。

スピアマスター／アイスピックの貫通力、抜けの良さ、傷が広がらない考え抜かれたシェィプ、、、最高です。

青物にはもうこれ以外使えません笑

押し棒はくんにゃり曲がりましたが、お陰で銛が折れずにすみました。

伊藤式仕掛け、ネックレスシステム(ダルマフックなし)も、カンパチのパワーに耐えてくれました。

また、エクストリームラバーも超絶分厚い魚体を楽々貫通しました。

確かな信頼の置ける道具、店長さんのご経験からのアドバイス、毎度毎度本当にありがとうございました。

これだから海はやめられません。

これからもよろしくお願いいたします。

M氏のインプレッション

先日は平型ソフトダイ二ーマラインの対応ありがとうございました！今回新調したエクストリーム16mmはウィッシュボンが早々に抜けてしまったために友人の同ゴム14.5mmを使用していました。

しかし、そのパワーは十分なもので、旋回するカンパチの左目ん玉からエラ蓋までを綺麗に貫通するものでした！僕の手銛は三年前の手作りのためか、カンパチの初動で先端金具の部分が折れてしまいましたが、そこはバディのKがしっかり刺してくれました。

数あるspearfishingのサイトの中でもSFWはピカイチに信頼、頼りになるものなので今回感謝を述べたいと思いました。

いつもありがとうございます。今後も活用していこうと思っています！

長く長くよろしくお願いします^_^

 伊藤手銛にE.S.Sを搭載し、エクストリームラバー16mm一本引きで飛ばした感想です。

射速、飛び、威力ともに申し分なく、若干遠打ち気味でも身厚な魚体を楽々貫通しました。

伊藤手銛の絶妙なバランス感に脱帽です。

E.S.Sの軽量なフロントセクションは、放銛から最終到達点までに失速がないので大型青物打ちのような際どいシチュエーションでも自信をもって打ち込めました。

スピアマスターのスリップティップは貫通後100％の確率で離脱し、青物のパワフルな走りを受けても身切れすることなく終始安心感をもってやりとりをすることができました。

スピアマスター／スリップティップは素晴らしいですね！

銛先の抜けが素晴らしく押し棒の曲がりが少なく貫通力がいいですね！

今までチョッキはどれも大きな差は無いと思っていましたがこれにはびっくりしました。

クエの前に50くらいの石鯛を突いた時が初めてのスピアマスターの獲物でしたがその時の貫通力を知り得ました。とても良いチョッキですね。

またお世話になりますがよろしくお願いします。

スリップティップとアダプターの材質については、販売価格を抑えるためにSUS304／ステンレス鋼材を採用しています。銛先に使用する材質のグレードを落とすことでコストダウンを図り、その分のコストを構造部分の作りこみに注力しました。これは度重ねたテストの結果、対象魚種と使用するシチュエーションを限定し魚を打ち抜くことだけに的を絞れば銛先の硬度はそこまで必要にはならないということを実践から導き出すことができたためです。いくら硬度の高い材質を採用した銛先でも先端が過剰に鋭利になっていては岩を打ったときに直ぐに先端が変形していまいます。E.S.Sの銛先は、魚を打ち抜くために必要最低限の硬度を確保しつつ、先端のカットを工夫することで大型青物用銛先としての一定の機能を十分に満たしています。万が一、岩などを打って先端が変形した場合は市販の目立てヤスリなどで先端形状を簡単に復元することができます。

上記表の総重量は、手銛本体＋シャフト＋アダプター＋アイスピックの合計値になります。

◎伊藤手銛推奨のラバー仕様：エクストリームラバー16mm一本引き＋メタルウィッシュボンBタイプ

・二本継ぎ3.7m：75cm

・二本継ぎ＋中間90＝4.6m：95cm

・三本継ぎ＋中間180＝5.5m：115cm

 上記のゴム長はややキツめのセッテイングになります。腕力に自身のない方は、各＋5cmの長さでのセッテイングをおすすめいたします。